発酵食品として人気の高い塩こうじ。肉や魚の下味に使うだけでなく、実は豆腐と組み合わせることで、チーズのような風味を楽しめるのをご存知ですか?今回は、塩こうじを使った豆腐の漬け込み方と、その多彩なアレンジレシピをご紹介します。
豆腐の塩こうじ漬けの作り方
難しいことはなにもありません。材料にちょっとひと手間加えて漬けるだけ。手軽に作れるので、ぜひ作ってみてください。
材料と必要な道具
- 木綿豆腐 1丁
- 塩こうじ 大さじ2〜3
- チャック付き保存袋 1枚
- スプーン
絹ごし豆腐でも作れますが、型崩れしやすいため木綿豆腐がおすすめです。塩こうじは市販品でも、自家製でも構いません。
自家製で作る場合はこちらも参考にしてみてください。
【塩こうじの作り方】自家製塩こうじで料理上手に!常温・保温それぞれの作り方を徹底解説
作り方
- 豆腐の水切り: 木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、軽く重しをのせて30分ほど水切りします。
- 保存袋に入れる: 水切りした豆腐をチャック付き保存袋に入れます。
- 塩こうじをまぶす: 豆腐の表面に塩こうじをムラなくまぶします。袋を軽く揉んで、豆腐全体に塩こうじが行き渡るようにしましょう。
- 冷蔵庫で熟成: チャックをしっかり閉め、冷蔵庫で12〜24時間漬け込みます。時間が経つほど風味が増します。
これだけで、チーズのような深い風味と程よい塩味を持つ「豆腐の塩こうじ漬け」の完成です。
食べ方のアイディア
そのまま食べてもおいしい豆腐の塩こうじ漬けですが、様々なアレンジレシピでさらに楽しむことができます。
カプレーゼ
モッツァレラチーズの代わりに豆腐の塩こうじ漬けを使ったカプレーゼはいかがでしょうか。
- 豆腐とトマトをそれぞれ5~7㎜幅程度にスライスします
- トマト、豆腐の塩こうじ漬け、バジルを交互に盛り付け
- オリーブオイルとバルサミコ酢、黒コショウをかけて完成
見た目も鮮やかで、前菜やおつまみに最適です。
タルタルソース
肉や魚のフライ料理にぴったりのタルタルソースも、豆腐の塩こうじ漬けを使えば低カロリーに仕上がります。
- ゆで卵をフォークで潰す
- 豆腐の塩こうじ漬けを加え、さらにフォークで潰す
- お好みで黒コショウやマヨネーズを加えて味を調えて完成
マヨネーズは通常のタルタルソースほどの量は加えず、あくまでも風味付けくらいの量にとどめておきましょう。入れすぎるとしょっぱくなってしまいます。
私が作るときはマヨネーズを入れないケースも多いです。
豆腐スプレッド
クラッカーやトーストなどに塗って楽しむスプレッドにもアレンジできます。
- 豆腐の塩こうじ漬けをなめらかになるまで潰す
- オリーブオイル、黒胡椒、ハーブをお好みで加える
- パンやクラッカーに塗って完成
クリームチーズの代わりに使えるヘルシースプレッドです。野菜スティックなどのディップソースとしても使えます。
野菜スープの具
豆腐の塩こうじ漬けはスープのアクセントにも最適です。
- 野菜スープに適当な大きさに切った豆腐の塩こうじ漬けを加える
- 豆腐を漬けた後の塩こうじもそのままスープの味付けに使える
塩こうじの旨味が溶け出し、いつもの野菜スープが格別の味わいに変わります。
まとめ
豆腐の塩こうじ漬けは、クリームチーズの代用としてクラッカーにのせたり、サラダのトッピングにしたりと、様々なアレンジが楽しめます。チーズに比べて低カロリーなので、ダイエット中の方にもおすすめの一品です。
ただし、塩こうじには塩分が含まれているため、食べ過ぎには注意しましょう。
かんたんに作れる上、さまざまなアレンジが楽しめる豆腐の塩こうじ漬け。ぜひ作ってみて、その魅力を発見してください。